Beatnik and Grateful Dead

いよいよ年末ムードも色濃くなってきて日中より夜の方が忙しいなんて方も多いのではないでしょうか。普段は飲みに行くことも昔と比べると少なくなってめっきりお酒に弱くなりました。アルコールを引きずった翌日の体の重さといったらさながら精神と時の部屋にいるかの様。必然的に土日が休肝日になるこの頃です。というわけで先の週末は少し前に購入して放置していた佐久間 裕美子さん著の”真面目にマリファナの話をしよう”を読み耽っておりました。アメリカにおける合法化までの流れがとっても分かりやすく書かれていてなるほどなぁと。

この本で触れられているのですが、政治家を含め著名人を多数排出しているアイヴィーリーグにも愛煙家が多かったそうです。歴史上初めて大麻の使用を選挙戦で公言し、合法化の歩みを進めたアメリカ大統領オバマ氏も例に漏れずコロンビア大学出身。彼が生まれた60年代のアメリカ文学界はビート・ジェネレーションと呼ばれるムーブメントが席巻していたわけです。そのムーブメントを牽引していたジャック・ケルアックや、アレン・ギンズバーグもコロンビア大学の出身。ここに因果関係があったのかは分かりませんが、当時のカウンターカルチャーはとってもアカデミックなノリだったんだろうなと(少なくとも最初のウチは)。ビートニクを語る上で欠かせないバンドがヒッピー文化を全米に拡散させたグレイトフル・デッド。恥ずかしながら今までちゃんと聞いてこなかったのですが、NETFLIXで配信されているドキュメント”アザー・ワン: ボブ・ウェアの数奇な物語”を見てすっかり魅了されてしまいました。本人達の着てる服もとても今の空気感とぴったりで食わず嫌いはよくないなぁと反省。

ヒッピーカルチャーの良し悪しはさておき、ビートジェネレーションによる現代への功績は半端じゃなくでかいなぁと改めて思う週末でした。