Back and Forth

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 年末年始、なんだかんだとバタバタしながらもデスクに向かう時間があったのですが、ショールームの繁忙期に突入してからというもの全く余裕がなく更新も滞りがちに。前回の更新はロンドンの出張中でした。その後はというと一度帰国してからパリに向かいNICHOLAS DALEYとCLASSのAW20ショールーム、東京に戻ってNICENESSとLOEFFや新たに加わったSTORY mfg.のショールームを開催していました。間髪空けずにULTERIORと後輩のツバサ君が新たに立ち上げたレザーシャツブランドのCCUのショールームと続き、毎週顔を合わせるバイヤーさんもいたり。忙しいなか時間を割いてもらって頭が下がります。

 先週末はULTERIORとCCUの展示会を斉藤さんと今枝さんに託し、外部契約でお仕事をさせて頂いているブランドのランウェイショーのお手伝いで再びパリに。この短期間で3度のヨーロッパ出張はキツイ。しかもこのタイミングですからね、やっぱり気乗りはしなかったけど、お仕事なんで行くしかない。空港に着いた時からから不穏な空気が漂っていて人は少ないし、いる人はほぼ全員がマスク着用だし、この世の終わり感が半端じゃない。NETFLIXでコンテイジョンを見たばかりだったから余計にビビったり。外資系のメディアは日本の編集の方達が渡航を取り止めたりとやっぱりコロナウイルスの影響は甚大でした。

 ショーのアテンドやミーティング以外は出不精なので大体ホテルに籠っていたのですが、BBCやCNNではオリンピック無理だろとか、日本ではマスクだけじゃなくてトイレットペーパーも買い占めが起きてるとかそんなニュースが繰り返し流れている。アジア人差別や暴行事件みたいなのも起こっていてなんとなく自分を見る現地人の目線も気になってきたり。普段は日本のパスポートが強いから人種差別みたいな事とは無縁だけど、今はそうも言っていられない。嫌な時代です。

 世界がパニックに陥る前に訪れたチルな雰囲気のブライトンに戻りたいな。

伊藤

BlogTakahiro Ito