SLOWLY MADE IN INDIA

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最近ふらっと立ち寄った本屋で購入した南インドのインディペンデントな出版社タラブックスの絵本。手漉きのざらっとした厚紙にシルクスクリーンでプリントされていてクラフト感が堪らない。綺麗に、寸分の狂いなく何万部と作られるオフセット印刷の本に慣れている身からするとより一層スペシャルに感じる。ビジネスとしての規模は小さいかもしれないけど、関わっている人たちが幸せに生きていけるだけのモノづくり。とっても惹かれます。サステナブルという言葉があちこちで聞こえるようになってきた昨今、商品への向き合い方、流通すべき量、その方法だったりをしっかりと見据えることが大事だなとトレンディーなことを考えたりしています。究極のサステナビリティとは何も新しく作らないこと、消費しないこと。そんな世の中じゃつまらないし、僕たちも生きていけないので、出来ることからちょっとずつ。

色々と考えるきっかけを与えてくれたタラブックスの絵本、そもそもは表紙のなんとも言えないタッチの絵に惹かれて手にしたわけです。インドにはショールームとしても縁があって日本育ちのインド人のニハルが手掛けるbedlamや、ターバンがアイコンの元Jas-M.B.のジャスが新しく始めたDr.Sというブランドを扱わせてもらってます。aterというブランドではインド生産でリネンのワンピースを作って貰ってたり、今シーズンはNICENESSがチェックのシルクオーガンジーを取り寄せてたりと狙ってる訳じゃないのにインド関連のものがたくさん。どれもクラフト感や独自の色使いが魅力的なものばかりで、刷り込みでタラブックスの絵本にも反応してしまったのかも。

そろそろ現地に行ってみたいな。